FLOW

循環の流れ

受入れから再利用まで、建設発生土がたどる流れをご紹介します。

岩手県の建設発生土のリサイクル率は、まだ低い状況にあります。考えられる要因として、良質の発生土は工事間の利用時期のずれにより、土質不良による流用が困難な発生土は残土として最終処分している現状があります。

不要な土はありません。私たちはストックヤードをフル活用することで、良質土のリユース(一時保管による工事間での利用時期の調整)や、不良土のリサイクル(土質改良による再生)販売を行います。現場の求めに応じた品質改良土(土質に適した含水比や粒度分布に整える)を提供することでリサイクル率が向上し、循環型社会を形成する一助になるものと考えます。

Flow

01

RECEIVE

受入れ

ストックヤードの利用前に、建設発生土の土質区分を調査試験で確認していただきます。持込む土の土質区分と搬入土量、搬入時期をお知らせいただき、受入れが可能であるかを確認したうえで、利用申請書を提出いただきます。廃棄物が混入した建設発生土、土壌汚染された場所からの建設発生土は受入れできません。

02

STOCK

一時保管・ばっ気

第1種・第2種建設発生土は、工事間での再利用期間を調整するためストックヤードで一時保管します。粒径30cm以上の岩塊・転石は土砂と選別します。第3種・第4種建設発生土や泥土は、受入れ後に春から夏にかけて撹拌による自然ばっ気を繰り返しながら、再利用に備えて一時保管します。

03

IMPROVE

品質改良

再利用が決まり次第、所定の品質が得られるよう改良を行います。脱水・乾燥・粒度調整(破砕)で性状を改良したものが処理土、セメント系や石灰系の固化材を混合し土の性状を科学的に改良したものが改良土です。泥土は適切な良質土とのブレンドも行います。現場の求めに応じ、土質に適した含水比や粒度分布に整えます。

04

REUSE

再利用・販売

処理土・改良土として、埋戻し、構造物裏込め、道路、築堤、造成、鉄道・空港盛土、水面埋立などに再利用します。処理土・改良土の販売は、購入者が事前に品質を確認し、購入者の承諾を得てから搬出します。適切な土質改良を行えば、第4種建設発生土や泥土も使用可能です。

Category

建設発生土は、コーン指数と土質材料の工学的分類によって5つに区分されます。区分によって受入れ・保管の方法と、再利用の方法が変わります。

第1種建設発生土

コーン指数 ─

主な土質

礫質土(礫・砂礫)/砂質土(砂・礫質砂)

受入れ・活用

工事間での再利用期間調整のため一時保管。乾燥・粒度調整(破砕等)を行い、処理土(リユース)として再利用します。

第2種建設発生土

コーン指数 800kN/㎡以上

主な土質

礫質土(細粒分まじり礫)/砂質土(細粒分まじり砂)

受入れ・活用

工事間での再利用期間調整のため一時保管。脱水・乾燥・粒度調整を行い、処理土(リユース)として再利用します。

第3種建設発生土

コーン指数 400kN/㎡以上

主な土質

砂質土(細粒分まじり砂)/粘性土(シルト・粘土。含水比40%程度以下)/火山灰質粘性土。バックホウ0.5m3級(12t)の走行が可能な硬さの粘性土及びこれに準ずるもの。

受入れ・活用

受入れ後、ストックヤード内で自然ばっ気を行いながら一時保管。脱水・乾燥・土質改良を経て、処理土(リユース)または改良土(リサイクル)として再利用します。

第4種建設発生土

コーン指数 200kN/㎡以上

主な土質

砂質土(細粒分まじり砂)/粘性土(シルト・粘土。含水比40〜80%程度)/火山灰質粘性土/有機質土。湿地ブルドーザの走行が不可能な軟らかい粘性土及びこれに準ずるもの。

受入れ・活用

受入れ後、春から夏にかけて撹拌による自然ばっ気を繰り返しながら一時保管。脱水・乾燥・土質改良を行い、第4種改良土(リサイクル)として販売します。

泥土

コーン指数 200kN/㎡未満

主な土質

砂質土(細粒分まじり砂)/粘性土(シルト・粘土。含水比80%程度以上)/火山灰質粘性土/有機質土/高有機質土。標準仕様のダンプトラックに山積みできず、その上を人が歩けないような流動性を呈する状態のもの。

受入れ・活用

受入れ基準は、運搬可能な状態まで脱水した土砂に限ります(丈の長い草の混入は受入れ停止)。自然ばっ気を繰り返しながら一時保管し、改良や良質土とのブレンドを行って泥土a・b・cとして販売します。

※ 処理土とは、脱水・乾燥・粒度調整(破砕)により土質改良を行い、その性状を改良した発生土のことをいいます。改良土とは、セメント系や石灰系の固化材を混合し、土の性状を科学的に改良した発生土のことをいいます。

※ 排水に考慮しますが、降水・浸出地下水等により含水比が増加すると予想される場合は1ランク下の区分、水中掘削等による場合は2ランク下の区分とします。粒径30cm以上の岩塊や転石が多数混入する場合は、受入れについて別途協議が必要です。

Guide

1

土質区分を調査試験で確認する

ストックヤード利用前に、建設発生土の土質区分について調査試験で確認してください。コーン指数(JIS A 1228)、土質材料の工学的分類(JGS 0051)、自然含水比(JIS A 1203)、土の粒度(JIS A 1204)、液性限界・塑性限界(JIS A 1205)。改良土の場合は、コーン指数のみを測定します。

2

受入れが可能かを確認する

利用する(特記仕様書等で指定されている)登録ストックヤードに、持込む建設発生土の土質区分と搬入土量、搬入時期をお知らせいただき、受入れが可能であるかご確認願います。

3

利用申請書を提出する

受入れが可能な場合は、各利用申請書を提出してください。不可能な場合は近隣のストックヤードをご紹介いたしますので、岩手県建設発生土リサイクル協会にお問合せ願います。あわせて週間予定表(配車台数・運搬回数・搬入、搬出予定日等)の提出をお願いします。

4

搬入・搬出伝票を受け渡す

各ストックヤードより、運搬車両1台毎に搬入・搬出伝票の受け渡しをお願いします。ヤード持込土量(ほぐし土量)は、ダンプトラック種類別の標準積載量(2t車 1.2㎥/3t車 1.8㎥/4t車 2.4㎥/10t車 6.0㎥)とします。

5

完了届を提出し、土砂受領書を受け取る

ストックヤードへの搬入完了後、完了届の提出をお願いします。利用料金お支払い後に『土砂受領書』を交付いたしますので、発注者へ提出願います。登録ストックヤードでは、土砂受領書の写しを5年間保存します。

Notice

  1. 廃棄物処理法に規定されている廃棄物が混入した建設発生土は受入れできません。廃棄物の混入が確認された場合は受入れを一時停止し、廃棄物は全て引取り願います。
  2. 土壌汚染された場所からの建設発生土は受入れできません。
  3. 申請内容と異なる建設発生土が搬入された場合は受入れを一時停止し、搬入済みの土砂について区分判定試験(含水比、コーン指数)をお願いします(区分変更協議のため)。
  4. 雨天日のストックヤードのご利用は、一般道路汚損防止の観点から休止と致します。小雨、降雪、降雨後の利用については、利用ストックヤードに直接問合せ願います。
  5. 最大積載量5t以上の車両は、必ず「ダンプカー規制法」等による法令を遵守してください。
  6. 違法改造した車両及び過積載車両でのご利用は出来ません。確認した場合、入場を禁止します。
  7. 処理土・改良土の販売は、購入者が事前に品質を確認し、購入者の承諾を得てから搬出します。

受入れのご相談は、
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土質区分の判定や受入れの可否、近隣のストックヤードのご紹介など、建設発生土に関するご相談を承ります。